蜜柑
杉の運営する小説ブログサイトです。食伊とシンジャを愛する杉の妄想吐き出しの場。
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けまい7
伊作は絶対に薬くさいのはわかる。
でも食満さんも薬くさいと思う。
だって、薬草煎じた臭いのしみついた部屋にいるからね。
二人はおんなじにおいがするんだーーー!!
お話はこちらから↓
朝起きるとキツイ薬の臭いがする。
(………汚ねぇ…)
衝立の向こうを見ると、薬草と作り終えた薬が部屋中に撒かれ、そこで寝ている伊作までその薬草と薬に塗れていた。
「伊作。おい、伊作っ!」
薬草と薬草の散らばった部屋で平気で眠っている伊作に声をかけると、盛り上がった布団がもそもそと動いた。
「……おはよぉ~…」
寝ぼけた声が布団の中から聞こえるが顔は出てこず、
「伊作っ!」
そう名を読んで布団を引きはがすと、中で丸まっていた伊作がようやく顔を上げた。
伊作の顔を見ると寝不足なのか、目の下にはクマがある。
「どうした、お前…?」
「風邪薬を徹夜で作っていたんだけど、出来上がった直後に布団につまずいて転んじゃって…」
「で、ばらまいたのか?」
「…うん。でも、これでも少し片付けたんだ」
伊作が指差した方を見ると、部屋の隅に薬が纏められていたが、まだ大半が散らばっている状態だ。
留三郎は伊作の髪についた薬草と薬をざっと払い落とし、周りを見て深い溜息を付く。
大雑把な伊作がこれを綺麗に片付けるまでにどれ程の時間がかかるだろう?
そう思うと溜息が出てしまうのだ。
伊作も暫く周りを見渡した後、ゆっくりと留三郎に顔を向けた。
「留三郎ぉ~」
あまりの散らかり具合に伊作は既に無理だと悟り、目で助けを求めてくる。
「あー、わかったよ!手伝ってやるからそんなに寄るなっ!」
「ありがとう、留三郎ー」
そう言って抱き着いてくる伊作を受け止め、まだ髪に絡まっている薬草を綺麗に取ると、留三郎はぎゅーっと強く抱きしめた。
「薬草臭ぇ」
伊作から漂うのは薬草と風邪薬の臭い。
いつも医務室にいるから薬の臭いは漂わせている伊作だが、こんなにキツイ事はあまりない。
こんなにキツイ臭いが染み付いてしまったのは昨夜からそれに塗れていたせいだろう。
すると、伊作はすんすんと留三郎の臭いを嗅いだ。
「留三郎だってほんのり薬草の臭いがするよ」
そう言って伊作も留三郎を強く抱きしめて嬉しそうに笑った。
(………汚ねぇ…)
衝立の向こうを見ると、薬草と作り終えた薬が部屋中に撒かれ、そこで寝ている伊作までその薬草と薬に塗れていた。
「伊作。おい、伊作っ!」
薬草と薬草の散らばった部屋で平気で眠っている伊作に声をかけると、盛り上がった布団がもそもそと動いた。
「……おはよぉ~…」
寝ぼけた声が布団の中から聞こえるが顔は出てこず、
「伊作っ!」
そう名を読んで布団を引きはがすと、中で丸まっていた伊作がようやく顔を上げた。
伊作の顔を見ると寝不足なのか、目の下にはクマがある。
「どうした、お前…?」
「風邪薬を徹夜で作っていたんだけど、出来上がった直後に布団につまずいて転んじゃって…」
「で、ばらまいたのか?」
「…うん。でも、これでも少し片付けたんだ」
伊作が指差した方を見ると、部屋の隅に薬が纏められていたが、まだ大半が散らばっている状態だ。
留三郎は伊作の髪についた薬草と薬をざっと払い落とし、周りを見て深い溜息を付く。
大雑把な伊作がこれを綺麗に片付けるまでにどれ程の時間がかかるだろう?
そう思うと溜息が出てしまうのだ。
伊作も暫く周りを見渡した後、ゆっくりと留三郎に顔を向けた。
「留三郎ぉ~」
あまりの散らかり具合に伊作は既に無理だと悟り、目で助けを求めてくる。
「あー、わかったよ!手伝ってやるからそんなに寄るなっ!」
「ありがとう、留三郎ー」
そう言って抱き着いてくる伊作を受け止め、まだ髪に絡まっている薬草を綺麗に取ると、留三郎はぎゅーっと強く抱きしめた。
「薬草臭ぇ」
伊作から漂うのは薬草と風邪薬の臭い。
いつも医務室にいるから薬の臭いは漂わせている伊作だが、こんなにキツイ事はあまりない。
こんなにキツイ臭いが染み付いてしまったのは昨夜からそれに塗れていたせいだろう。
すると、伊作はすんすんと留三郎の臭いを嗅いだ。
「留三郎だってほんのり薬草の臭いがするよ」
そう言って伊作も留三郎を強く抱きしめて嬉しそうに笑った。
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