蜜柑
杉の運営する小説ブログサイトです。食伊とシンジャを愛する杉の妄想吐き出しの場。
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けまい2
はじめの方に書いた故、どうしやったらいいかさっぱりわからなかった時の作品。
試行錯誤中です。
お話はこちらから↓
「……疲れ…た…」
伊作はようやく帰ってきた自分の部屋に倒れ込む様にして入った。
戸を閉める事すら出来ず、目を閉じて暫く倒れていると、
「随分、遅かったな」
そう声をかけられて伊作は顔だけ上げた。
「うーん…、ちょっといろいろあってね…」
どうせいつもの不運だろうと思った留三郎だったが、それは今は聞かない事にする。
話を聞いても自分が疲れるだけだ。
「で、学園長先生の所には行ったのか?」
留三郎は机に向かって書き物をしていたのだが、伊作を心配してかすぐ横に座った。
「あぁ、さっき任務の報告をしてきたよ」
「ならさっさと風呂行ってこい。お前、臭いぞ」
「……うーん…」
伊作から漂うそれは、火薬と血の臭い。
伊作の任務だからその内容は知らないが、恐らく戦場で何かの任務をこなしていたのだろう。
たいしたことはないが至る所に擦り傷もある。
だが、見る限り酷いものはなかった。
「伊作、さっさと風呂入って来いよ……って寝るなっ!」
留三郎は伊作の身体を大きく揺すり、最終的には胸倉を掴んで半分眠っている身体を起こした。
「……寝て、ない…」
「寝てるだろっ!」
相当疲れているのか、伊作は目を閉じてしまった。更に身体からは力が抜けて、留三郎に身体を預けて動かない。
「風呂は?」
「入るよ。でももう少しこのまま…」
留三郎は小さく息を吐き、無理矢理立たせていた伊作を少し寝かせる事にした。
すると、伊作はもそもそと身体を動かし、留三郎の腰に腕を回した。
「何だよ?」
「やっと帰ってきたなーと思って」
そう言って伊作は留三郎に強くしがみついた。
任務中はずっと一人で火薬と血の臭いの中にいた。
戦場ではもうそれしかなくて、ずっと自分の帰る場所の事を考えていた。
そして、今いるここが伊作の帰る場所だった。
「ただいま、留三郎」
そう言ってしがみつく様に身体を寄せる伊作の頭を、
「お帰り」
と、留三郎は優しく頭を撫でた。
伊作はようやく帰ってきた自分の部屋に倒れ込む様にして入った。
戸を閉める事すら出来ず、目を閉じて暫く倒れていると、
「随分、遅かったな」
そう声をかけられて伊作は顔だけ上げた。
「うーん…、ちょっといろいろあってね…」
どうせいつもの不運だろうと思った留三郎だったが、それは今は聞かない事にする。
話を聞いても自分が疲れるだけだ。
「で、学園長先生の所には行ったのか?」
留三郎は机に向かって書き物をしていたのだが、伊作を心配してかすぐ横に座った。
「あぁ、さっき任務の報告をしてきたよ」
「ならさっさと風呂行ってこい。お前、臭いぞ」
「……うーん…」
伊作から漂うそれは、火薬と血の臭い。
伊作の任務だからその内容は知らないが、恐らく戦場で何かの任務をこなしていたのだろう。
たいしたことはないが至る所に擦り傷もある。
だが、見る限り酷いものはなかった。
「伊作、さっさと風呂入って来いよ……って寝るなっ!」
留三郎は伊作の身体を大きく揺すり、最終的には胸倉を掴んで半分眠っている身体を起こした。
「……寝て、ない…」
「寝てるだろっ!」
相当疲れているのか、伊作は目を閉じてしまった。更に身体からは力が抜けて、留三郎に身体を預けて動かない。
「風呂は?」
「入るよ。でももう少しこのまま…」
留三郎は小さく息を吐き、無理矢理立たせていた伊作を少し寝かせる事にした。
すると、伊作はもそもそと身体を動かし、留三郎の腰に腕を回した。
「何だよ?」
「やっと帰ってきたなーと思って」
そう言って伊作は留三郎に強くしがみついた。
任務中はずっと一人で火薬と血の臭いの中にいた。
戦場ではもうそれしかなくて、ずっと自分の帰る場所の事を考えていた。
そして、今いるここが伊作の帰る場所だった。
「ただいま、留三郎」
そう言ってしがみつく様に身体を寄せる伊作の頭を、
「お帰り」
と、留三郎は優しく頭を撫でた。
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