蜜柑 けまい17 忍者ブログ

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杉の運営する小説ブログサイトです。食伊とシンジャを愛する杉の妄想吐き出しの場。

   

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けまい17

BLEACHで一番好きなの、平子って言うと何だか反応悪いのは何故だろう?


えーと、もう何だか話アップしちゃえーって思ったので人のパソコンからとりあえずアップ。
これからまた原稿に入るので暫く更新できないかなぁ。
冬コミに落ちれば余裕が出来るのですが・・・。
11月の十忍十色は参加しますが、新刊はきっとないです。
私、書くの遅いから今から冬の準備しないと一冊出来ないの。
早割り狙いだし。
というかいろいろ書きたい話が出てきたのですが、いっぺんに書いてるからなかなか書きあがらないとか、前のバサラの時から言ってるけど、自分があと二人は欲しい。
そうすれば同時進行出来るのにっ!



ではお話はこちらから↓↓




ふわふわと柔らかなものが留三郎の顔に当たった。
 
 
(何だ?)
 
 
厠に行きたくて目が覚めると、自分が布団に入った時にはなかった物が目の前にあるのだ。
部屋の明かりはついていない。
目の前にあるものが何かは見えないが、その香ですぐにそれが何だかわかる。
 
 
(伊作か…)
 
 
留三郎が布団に入ってからも伊作はまだ薬作りをしていた。
だから風呂に入った後でも薬草の強い香が髪に残っているのだ。
でも、この臭いにはもう慣れた。
臭いはたいして気にはならないのだが、問題は何故伊作がここにいるかだった。
留三郎は伊作を起こさないように布団から出ると、衝立の向こうを覗く。
すると、伊作の寝るべき場所は足の踏み場がない程散らかっていて、寝る事はおろか座る事すらままならない状態だ。
どうやっても片付かなくて隣の布団に潜り込んだようだが、気づかれずに侵入する技術は凄いと留三郎は素直に思う。
留三郎は小さく息を吐き、伊作をそのままに部屋を出た。
部屋を出ると澄んだ夜の風が留三郎の裸を撫で、その風が少し肌寒かった。布団の中には伊作がいたからとても温かかったのだ。
寒さなど感じない程、伊作は暖かく心地好かった。
留三郎は足速に厠へと向かい、そしてすぐに部屋に戻る。
 
 
すると―――――――
 
 
はぁ~、と留三郎は深く長い息を吐いた。
さっきまで布団の端にいた伊作が、留三郎のいない間に真ん中を陣取っていたのだ。
最初は背中を向けていたのに戻ってきた時には向きが変わっていた。恐らく寝返りをうったのだろう。
だが、伊作の寝ている布団は留三郎のもので、伊作の場所には寝る場所がない程散らかっている。
外に穴を掘って寝ようかとも一瞬考えたが、穴を掘れば仙蔵辺りが煩いと文句を垂れる姿が留三郎の頭に浮かんだ。
留三郎は仕方なく無理矢理布団の中に潜り込み伊作に身体を寄せる。
吐息がかかる程の距離まで近づくと、伊作の暖かい手が留三郎の頬を撫でた。
「随分冷えてるね」
「……起きてたのかよ?」
「うん」
伊作は留三郎の頬や髪を撫でながら笑みを浮かべていた。
「お前はあったかいな」
「冷えて帰ってきた留三郎をあっためられるようにあったかいんだよ」
そんな事を言うものだから、留三郎は冷えた足を伊作のふくらはぎに押し当てた。
「冷たっ!」
「何だよ、あっためてくれるんじゃなかったのか?」
「うぅ…」
これが伊作の布団の中だったら留三郎は外に追い出されていたかもしれないが、そうではない。
伊作の場所は今、布団を敷ける状態になく、布団の外は何より寒い。
留三郎は冷えた手で伊作の首筋を撫で、体温を奪っていった。
ジワジワと感じられる伊作の体温は本当に心地がいい。
逆に伊作はその冷たさに身体を縮こめていた。
けれど、手を退けると縮こまった身体から力が抜けて、視線が少し上を向いた所で、一度伊作と目が合った。それから、伊作から顔を寄せて唇を軽く触れ合わせてきた。
留三郎はすぐに離れようとした伊作を逃がさないように、手を後頭部回して引き寄せて、唇を舌で舐める。
すると、伊作の唇が薄く開いて、留三郎の舌に自分の舌を絡めてきたのだ。
留三郎がその舌を強く吸うと、伊作は少し苦しげな声をあげて顔を歪めた。
でも久しぶりの口吸いにどうしても抑えられなかったのだ。
最上級生にもなるとやらなければならない事が沢山あって、こうやってゆっくり触れ合う時間すらなかった。
一日があっという間に感じて、きっと気づいた時には卒業しているのだろう。
ふと、留三郎はそんな事を考え、少し寂しく感じる事がある。
こうやって口を吸っている最中にもこんな事を考えてしまう。
「どうしたんだ、留三郎?」
伊作が名を呼び、頬を撫でながら顔を覗いてくる。
さっきまで考えていた事のせいで、留三郎は口吸いを途中で止めていたのだ。
「別に大した事じゃねぇよ。伊作に触るのが気持ちいいと思ってただけだ」
留三郎は伊作の胸元を開き、素肌に触れた。
こうやって触れるのも久しぶりで、心臓の上に耳をあてれば、伊作の規則正しい鼓動が聞こえてくる。
「……こうしてんの落ち着く…」
「うん」
「だから、理由とかいらねぇからまたこっち来いよ」
伊作は自分の胸に耳をあて心地良さそうに目を閉じている留三郎の髪を優しく撫でてから、強く抱きしめる。
そして、
「…うん。また行くよ」
と伊作は小さく答えた。


 

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