蜜柑 シンジャ5 忍者ブログ

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シンジャ5

子供を抱っこしてると、首やら顎やらを吸われるんだけどね、シンジャでこれやったらどうだろう?
まぁ、私の場合は主に服の襟しゃぶられてでろでろですが・・・。


と思いながら書いてみた。
うん。原稿やらなきゃなんだけど、書かないとネタがどっかいっちゃうので。
あと、12巻でやられてるので。コミックス派は今凄く盛り上がってます。


それではお話はこちらから↓↓



(あぁ、悪ノリし過ぎた)
 

シンドバッドは今かなり後悔している。
ジャーファルが二十歳になったお祝いをする為、シンドバッドは沢山の酒を用意した。自分も酒は二十歳になる前から飲んでいたし、ジャーファルにも勧めた事もあるのだが、彼は頑なに断り続けていた。
彼は真面目なのだ。
だから、二十歳になった日に沢山の酒を用意した。シンドバッドの好きなワインを数種類と甘めの酒を、ジャーファルの部屋に運んだ。
ジャーファルは自分の部屋に運ばれた大量の酒に顔をしかめ、深い溜め息をついた。
「…シン、こんなに運んでどうするんですか?」
「飲むんだよ」
「飲みきれませんよ、こんなに…」
確かにジャーファルはそう言った。
飲みきれないと言っていた。
でも、ジュースのような味で、あまり強くない酒も用意したから大丈夫だと思ったのだ。
シンドバッドはジャーファルのコップに甘めの果実酒を注ぎ、自分のコップにも注いだ。
すると、ジャーファルはコップに注がれた酒をじっと見つめている。
「飲まないのか?」
「……いただきます」
ジャーファルは最初、少しだけコップに口を付け、唇に付いた酒をペロリと舐める。
すると美味しかったのか、一口、二口と酒が進み、あっという間に飲み干してしまった。
本当に美味しそうに飲むものだから、シンドバッドは嬉しくてはつい自分の酒も飲ませてしまったのだ。シンドバッドの酒はアルコールが強い。
ジャーファルが酒にどれだけ強いのかもわからないのに飲ませてしまった。
最初のうちは平気でガバガバ飲んでいたのだが、次第にシンドバッドに絡むようになって今は眠っている。
だが、これだけ酔えば次の日のジャーファルの体調が心配だった。二日酔いにでもなったら、確実にジャーファルは怒るだろう。
シンドバッドは自分の向かいで突っ伏して眠るジャーファルの頭を撫でた。
こんな風に触れたら起きそうなものなのだが起きる気配はなくて、今度はクーフィーヤを外して直接髪に触れた。
いつもはクーフィーヤで殆ど隠れる銀灰色の髪は柔らかく、とても触り心地がいい。
「きっと明日は怒られるんだろうな」
と、シンドバッドは苦笑混じりに呟いた。それでもジャーファルと酒を酌み交わすのは楽しくて、また機会があればやりたいと思う。
今日は失敗してしまったけれど、次こそはもっと上手に。今度はジャーファルのペースに合わせて。
「ごめんな」
シンドバッドはジャーファルの身体を抱き上げ、ベッドへと運んだ。
「おやすみ、ジャーファル」
すると、ジャーファルの目が開いた。虚ろでトロンとした目がシンドバッドを捉え、ゆっくりと腕が伸びてくる。腕はシンドバッドの首に絡まり思い切り引き寄せられた。
ジャーファルはこの状況で笑っていて、相当酔っているのがわかる。
「ふふっ、シン…」
ジャーファルはちゅっとシンドバッドの首に唇を寄せ、顎を吸いながら舐めてくる。
「こら、ジャーファル」
「はい」
そう返事をしてへにゃんと笑顔を作った。
 

そして…。


「おやすみなさい」
すると、ふっとジャーファルから力が抜け、そのまま静かな寝息を立て始めた。
「ジャーファル?」
呼んでも返事はない。
また髪を撫でてみても反応はない。
シンドバッドはジャーファルの前髪を上げ、
「おやすみ」
と額に唇を落とした。
 


朝になれば仕事が始まる。
白羊塔に行けば皆が仕事をしている中、ジャーファルはかなり具合が悪そうだった。
昨夜の酒が原因なのは明らかで、たまに頭を抱える事もある。
「ジャーファル、大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫ですよ。少し頭痛はしますけど…」
「昨日はすまなかったな」
原因は自分にある。それがわかっているから謝ったのだけど…。
「何がです。昨日は私のお祝いだったのでしょう?嬉しかったのですよ、私は。あぁでも、私の体調を思ってくださるのなら今日はきちんと仕事してくださいね」
ニコリと笑うジャーファルにシンドバッドは仕方ないと観念して、仕事に戻るのだった。
今日はとてもいい天気で少し外の空気を吸いたい所ではあるけれど。
「では、ジャーファル。飲み物をいれてくれるか?」
「はい」
ジャーファルは柔らかな微笑みを向け、シンドバッドと共に執務室へと向かう。
シンドバッドに用意する飲み物を何にするか考えながら―――――

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