蜜柑
杉の運営する小説ブログサイトです。食伊とシンジャを愛する杉の妄想吐き出しの場。
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シンジャ2
甘えるシン様です。
なんだかんだで最後にはシン様のお願いをきいてしまう、ジャーファル君です。
お話はこちらから↓↓
なんだかんだで最後にはシン様のお願いをきいてしまう、ジャーファル君です。
お話はこちらから↓↓
「これで最後だ」
「はい、お疲れ様でした」
ジャーファルはシンドバッドから渡された書類を確認し、満面の笑みを浮かべた。
遅れているのだから順調とは言えないが、仕事が進んでいる時のジャーファルは機嫌がいい。
シンドバッドが国を空けていた間に溜まった仕事を終わらせた事で、これから数日間のジャーファルの機嫌は相当な事がない限り崩れる事はないだろう。
ジャーファルは仕事の事となると誰に対しても厳しい。勿論、それは王であるシンドバッドにも例外なくだ。
本当はあまり仕事を溜めないようにしたいのだが、シンドバッドは国を長期に渡り空ける事がある。
そんな時の政務は主にジャーファルがやるのだが、やはり最終的な決定は王なのだ。
他国を見るのは楽しいのだが、国に帰った後は山積みの仕事が待っていて、ゆっくりとしてはいられない。
帰ってくればすぐにジャーファルと持ち帰った話をし、今後の動きを決めなくてはならない。
休憩したくとも、ジャーファルが付いていては、目の前の仕事をする以外出来なかった。
でも、朝から晩まで執務室に缶詰めだったが、ようやく一息つける。
「お疲れですね」
ジャーファルはシンドバッドに飲み物を用意し、机に置いた。
「これだけやれば疲れるだろう?」
「そうですか?」
「……お前に聞いた俺が馬鹿だった」
そして、シンドバッドは用意された飲み物を一口。
それはさっぱりとした喉ごしのハーブティーだった。
水分を取る事すら忘れて仕事をしていたから、一口飲んで自分がどれだけ乾いてたかがよくわかる。
本当は酒がよかったのだが、ジャーファルがそれを許す事はないだろう。
今なら確実に酔いが回る自信がある。
そうなれば確実に次の仕事に影響が出る事は間違いなくて、それがわかっているからこそのハーブティーだ。
でも今は勤務時間外で後は寝るだけ。
シャルルカンならば勤務時間外なら、と賛同してくれるだろうが、仕事が趣味の男にこの気持ちはわからないようだ。
シンドバッドも仕事が嫌いな訳ではないのだが、机に座り続けるよりは身体を動かす方が好きだった。
だから、仕事でも外交で他国へ行く方がいい。
勿論、仕事で行くのだから遊ぶつもりもないし、自分に出来る限りの事をする。
だが、時間が出来た時に食べる現地料理が楽しみだった。そして、酒を飲み、女と騒げれば尚楽しい。
そんな事を言えばジャーファルは頭を抱えるだろう。行動を共にする時は怒る、呆れる、心配するばかりだ。
自国にいてもそれは変わらない。
彼の心労は絶えないのだ。
「それでは私は仕事に戻りますので」
「これから?」
「そうです」
「もう勤務時間外だが」
「だから何ですか?」
恐らくこの日のジャーファルの仕事は他の官達がやっている筈だ。それなのにまだ何をやろうというのだろう。
シャルルカンが聞いたら卒倒するのではないかという発言だ。
でも、ジャーファルがこうやって仕事をしてくれているから、政務はうまくいっている。
それはわかっているのだが、少し休ませたいとシンドバッドは思うのだ。 仕事が趣味の彼には少し酷な事なのかもしれないけれど。
「ジャーファル」
シンドバッドは名を呼び、自分の横に来るように合図をした。ジャーファルはあまり良い顔はしなかったけれど、命令ならば仕方がないとシンドバッドの横に立つ。
「一体何なんですか?」
「休憩をするだけだ」
シンドバッドはジャーファルの腰に腕を回し引き寄せ、その細い身体に顔を埋めた。
「……何してるんですか?」
「休憩」
「それなら一人ですればいいでしょう。私を巻き込まないでください」
「いいじゃないか。それに、最近はこうして触れてもいない。たまには甘やかしてくれてもいいんじゃないか?」
最近は触れていない――――――
確かにそうだった。
こうやって彼の温もりを感じたのは、いつだっただろうか。
久しぶりに感じるシンドバッドの体温は、ジャーファルにとっては少し熱い。けれど、とても心地よいものだった。
「子供じゃないんですから」
そう言うジャーファルの声は優しく、表情も柔らかい。アラジンやアリババに見せるような表情ともまた違う、シンドバッドにだけ見せる、表情と声だった。
「じゃあ、少しだけならいいだろう?」
少しだけと言っても、シンドバッドが『少し』で済ませる筈がない。
気の済むまでこうしているだろう事は容易に想像出来る。
シンドバッドはわかっているのだ。
ジャーファルが結局、最後には自分の願いをきいてくれる事を。
「本当に貴方って人は…」
こうなってはもう仕方がないと、ジャーファルはシンドバッドの髪を優しく撫で、今日は彼の気の済むままにさせてやろうと決めた。
「はい、お疲れ様でした」
ジャーファルはシンドバッドから渡された書類を確認し、満面の笑みを浮かべた。
遅れているのだから順調とは言えないが、仕事が進んでいる時のジャーファルは機嫌がいい。
シンドバッドが国を空けていた間に溜まった仕事を終わらせた事で、これから数日間のジャーファルの機嫌は相当な事がない限り崩れる事はないだろう。
ジャーファルは仕事の事となると誰に対しても厳しい。勿論、それは王であるシンドバッドにも例外なくだ。
本当はあまり仕事を溜めないようにしたいのだが、シンドバッドは国を長期に渡り空ける事がある。
そんな時の政務は主にジャーファルがやるのだが、やはり最終的な決定は王なのだ。
他国を見るのは楽しいのだが、国に帰った後は山積みの仕事が待っていて、ゆっくりとしてはいられない。
帰ってくればすぐにジャーファルと持ち帰った話をし、今後の動きを決めなくてはならない。
休憩したくとも、ジャーファルが付いていては、目の前の仕事をする以外出来なかった。
でも、朝から晩まで執務室に缶詰めだったが、ようやく一息つける。
「お疲れですね」
ジャーファルはシンドバッドに飲み物を用意し、机に置いた。
「これだけやれば疲れるだろう?」
「そうですか?」
「……お前に聞いた俺が馬鹿だった」
そして、シンドバッドは用意された飲み物を一口。
それはさっぱりとした喉ごしのハーブティーだった。
水分を取る事すら忘れて仕事をしていたから、一口飲んで自分がどれだけ乾いてたかがよくわかる。
本当は酒がよかったのだが、ジャーファルがそれを許す事はないだろう。
今なら確実に酔いが回る自信がある。
そうなれば確実に次の仕事に影響が出る事は間違いなくて、それがわかっているからこそのハーブティーだ。
でも今は勤務時間外で後は寝るだけ。
シャルルカンならば勤務時間外なら、と賛同してくれるだろうが、仕事が趣味の男にこの気持ちはわからないようだ。
シンドバッドも仕事が嫌いな訳ではないのだが、机に座り続けるよりは身体を動かす方が好きだった。
だから、仕事でも外交で他国へ行く方がいい。
勿論、仕事で行くのだから遊ぶつもりもないし、自分に出来る限りの事をする。
だが、時間が出来た時に食べる現地料理が楽しみだった。そして、酒を飲み、女と騒げれば尚楽しい。
そんな事を言えばジャーファルは頭を抱えるだろう。行動を共にする時は怒る、呆れる、心配するばかりだ。
自国にいてもそれは変わらない。
彼の心労は絶えないのだ。
「それでは私は仕事に戻りますので」
「これから?」
「そうです」
「もう勤務時間外だが」
「だから何ですか?」
恐らくこの日のジャーファルの仕事は他の官達がやっている筈だ。それなのにまだ何をやろうというのだろう。
シャルルカンが聞いたら卒倒するのではないかという発言だ。
でも、ジャーファルがこうやって仕事をしてくれているから、政務はうまくいっている。
それはわかっているのだが、少し休ませたいとシンドバッドは思うのだ。 仕事が趣味の彼には少し酷な事なのかもしれないけれど。
「ジャーファル」
シンドバッドは名を呼び、自分の横に来るように合図をした。ジャーファルはあまり良い顔はしなかったけれど、命令ならば仕方がないとシンドバッドの横に立つ。
「一体何なんですか?」
「休憩をするだけだ」
シンドバッドはジャーファルの腰に腕を回し引き寄せ、その細い身体に顔を埋めた。
「……何してるんですか?」
「休憩」
「それなら一人ですればいいでしょう。私を巻き込まないでください」
「いいじゃないか。それに、最近はこうして触れてもいない。たまには甘やかしてくれてもいいんじゃないか?」
最近は触れていない――――――
確かにそうだった。
こうやって彼の温もりを感じたのは、いつだっただろうか。
久しぶりに感じるシンドバッドの体温は、ジャーファルにとっては少し熱い。けれど、とても心地よいものだった。
「子供じゃないんですから」
そう言うジャーファルの声は優しく、表情も柔らかい。アラジンやアリババに見せるような表情ともまた違う、シンドバッドにだけ見せる、表情と声だった。
「じゃあ、少しだけならいいだろう?」
少しだけと言っても、シンドバッドが『少し』で済ませる筈がない。
気の済むまでこうしているだろう事は容易に想像出来る。
シンドバッドはわかっているのだ。
ジャーファルが結局、最後には自分の願いをきいてくれる事を。
「本当に貴方って人は…」
こうなってはもう仕方がないと、ジャーファルはシンドバッドの髪を優しく撫で、今日は彼の気の済むままにさせてやろうと決めた。
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